タグ別アーカイブ: かき氷機

試作の季節 ~himuro開発ストーリー#15

今までいろいろな実験を繰り返してきましたが、そろそろ本格的な試作機を作ってテストをしなければなりません。

しかしどうやって作ればいいのだろう?

いろいろな方からアドバイスを頂きました。

himuroプロジェクトをここから先に進めるには、

・求められるスペックをもとに設計図を描くことができる人材がまず必要。
・パーツの調達先などに熟知したコーディネーターも必要
・地元の工業高校の先生を巻き込んで、生徒と一緒にデザインし、ものづくりはその先生の知り合いに頼んでいくということはできないか。
・クラウドワーキングサイトに投げてみるのも方法
・東大阪には「クリエイション・コア大阪」という相談窓口がある
・新潟の燕三条に「燕三条地場産業振興センター」というのもある。ここは刃の名産地!
・その他各地の中小企業の集積地にもこういうネットワークがあるのではないか。

とのことでした。

確かに設計図の制作をはじめ、筐体の強度や各動力のスペック、安全性の担保、特許技術の調査、標準品でまかなえる部品と金型から製作すべき部品の選定な ど、プロトタイプ制作に至るまでに専門家に関わってもらいたいことが無数にあります。

「氷文化発祥の奈良から次世代かき氷製造機を開発したい!」というプロジェクトなので、できれば奈良県内の製造業の方に関わってほしいです。
そして都合の良い考えですが、できれば外注に出すというスタンスではなく、このプロジェクトに興味をもってパートナーとして参画してもらいたいです。

調べてみると奈良にも「奈良県産業振興総合センター」というところがあったので、さっそく尋ねました。

ところが担当してくださった方によると、こういう機械の試作をやってくれる会社は奈良で思い当たらないとのことでした。泣
確かに県内の主な工業団地に入居している企業のほとんどは、大阪などの他府県企業の「奈良工場」ばかりです。

県内では難しいとなれば奈良→大阪→関西→全国とアンテナを拡げるしかありません。

翌日、梅田のヨドバシカメラの生活家電フロアに行き、ブレンダーやミキサー、フードプロセッサーを作っているメーカー名を片っ端から調べました。これらの機器はかき氷製造機同様、モーターと刃を使用します。

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D-STYLIST、バーミックス、ブラウン、クイジナート、テスコム、ティファール、タイガー、山本電気、YAMAZEN、フィリップス、ゼンケン、プライム、HUROM、エスキュービズム、仲佐、Oster、Siroca、ビタントニオ、HI-Rose、デロンギ、貝印、コイズミ、岩谷産業、ツインズ、プリンセス、Ferrano、Pieria、パール金属、ドリテック、イズミ、ラッセルホブス

ヨドバシに展示しているブランドだけで31社ありました。この中には海外ブランドや輸入元(や販売代理店)で、製造メーカーではないところもあると思いますが、ひとつひとつリサーチして、パートナーになれる可能性を探ってみようと思いました。

つづく。

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問題発生! ~himuro開発ストーリー#14

氷削品質に問題発生です!

氷(キューブアイス)をタテに3個積み、これを下から削るのですが、一番下の氷を削り終わる間際に、小さく薄くなった氷片が刃の隙間から飛び出してしまうことがあるのです。
せっかくふわふわなかき氷ができても、1粒2粒ガリっとした氷片が出てしまうわけです。
一粒くらい・・・と思いましたが、味や食感にシビアな日本市場では通用しない氷削品質となります。

なんとか、この問題をクリアできないか?

ここ数日いろいろ調べながら、今のところ2つの解決策を考えています。

1.3つタテに積んだ氷に圧力を加え、復氷性質を利用してくっつけてしまう。
※くっついてひとつになれば、小さな氷片はできないのでは?

2.1つ目の氷を削り終わるギリギリのところで、小さな氷片をどこかに排出する、または溶かす。

今日は「1」の簡単な実験を行いました。


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実験内容は、冷蔵庫で作った氷をアルミホイルで包み、数秒間手でしっかり握るだけです。笑

圧力だけでは心許ないので体温も利用して表面の氷を溶かし、その後手を離すと、再び凍りつくという原理です。
結果は、確かに氷はくっつきました!

しかし、この接着力は氷が刃によって削られる力とそれに伴う振動に耐えられるのか微妙な状態でした。
熱伝導率の高いアルミで氷削機構部分を作成し、室温やモーター熱などを氷に伝えながら圧力を加えれば、筒にいれた3個の氷がくっついてくれるのでは、と期待していますが、氷がつぶれない程度の適切な圧力の強さ、圧力を加える時間の長さ・・・・もはや物理学の領域です。泣

そして、これは室内の気温やマシンの温度変化にも左右されそうです。
たとえば連続してかき氷を作った場合、2回目の時は1回目より氷の筒の中の温度は確実に低くなっています。ということは、加えるべき圧力も変化します。

氷くん・・・なかなか奥が深いです!

もう少し復氷実験を繰り返し、うまくいかないようなら「2」の方法も検討してみます。
もしくは何か別の方法で筒の中の3個の氷を瞬時にひとつにくっつけてしまう瞬間冷凍のような方法も探してみたいと思います。

つづく。

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ふわふわ食感をもとめて  ~himuro開発ストーリー#13

先日製作したMock-upサイズに従い、原寸サイズでの氷削実験を試みました。

メカニズムはこんなイメージです。
TypeA(タテ3列×3連の氷を1枚の刃で削る)

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TypeAの特長は、

想定されるメリット
・氷削品質が安定している。
・刃の調節が1カ所で済む。
・3連の氷のフレイバーを変えることで、オリジナルメニューが考案できる
・製造コストが安い

想定されるデメリット
・削る音が大きいかも
・2段目の氷を削る際に、氷の粗さが変わることがある。
・氷の充填が、筒が細いので入れにくい(機構的な工夫が必要)

続いて、TypeB(タテ3列×3連の氷をそれぞれ3枚の刃で削る)を考えました。

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TypeBの特長は

想定されるメリット
・氷削機構が一番先進的(イノベーションが感じられる)
・削る音が、一番小さい
・3連の氷のフレイバーを変えることで、オリジナルメニューが考案できる
・3つの刃が別々に削るので、色の違うかき氷を盛りつけることができる。

想定されるデメリット
・刃の調節がめんどう
・よって氷削品質が安定しないかも
・2段目の氷を削る際に、氷の粗さが変わることがある。
・氷の充填が、筒が細いので入れにくい(機構的な工夫が必要)
・ 一番機構が複雑なので、製造コストが高い

これらの仮説を実際に確かめたいと思います。

モーターや底辺の刃の部分をゼロから加工制作するのは時間もコストもかかるため、例によって市販のかき氷製造機を購入し、氷を回転させるサヤの部分をちょこっと改造し、キューブアイス3個をタテに回転させる仕組みを作りました。

この方法で満足のいく食感のかき氷ができるのか・・・・???

この実験機の氷を収納するところは直径95mmあり、ちょうどTypeBとほぼ同サイズですので、氷の収容部分に多めのエアコン断熱材と塩ビのパイプで図のようにして削ってみました。

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結果、大成功!! \(^^)/

家庭用冷蔵庫の氷や、業務用製氷機でできる氷サイズを試しましたが、いずれもふわふわ氷を作ることができました!

かき氷専業店が主に使用するのはブロック アイス型の機種で、キューブアイス型の機種ではふわふわな食感にならないというのが定説でした。
しかし、これは既存のキューブアイス型かき氷製造機の氷削機構が、氷をかく拌して削るようになっているからです。

もともとブロックアイス型のかき氷製造機は、立方体の氷を上から押さえて回転させ、底辺の刃物で削る単純な機構です。

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一方キューブアイスも立方体ですから、上記の機構をそのまま縮小すれば同じではないかというのが、今回の開発コンセプトのスタートでした。

今回の実験でそれが証明できたと思います。

ふわふわに削るポイントは
・冷蔵庫から氷を出して表面が少し溶けるまで放置する
・キューブアイスの底面に刃を当てる
・刃の出し具合と角度に注意する
・上記を注意すれば、ブロックアイスでもキューブアイスでも結果は同じ

ということです。

こういう結論に基づくと、キューブアイスはダメとか、ブロックアイス(純氷)でないとダメとかいうのは、実はそれほど大差がないのかもしれません。

あくまで食感ですから、感じ方には個人差があります。
私はどちらかというと無頓着な方なのでアテにならないかもしれませんが、ふわふわのかき氷ができたとして、その上に甘いシロップやさまざまなフレーバーをトッピングした時点でかき氷の表面は溶けますので、そこまでの氷のきめ細かさの違いは分からないよう思うのです。それでも「天然氷だ、純氷だ」というのは、プラシーボ効果と同じで、そういう気持ちを作り出すさまざまな演出が効を奏しているだけなのかもしれませんね。 笑
(かき氷関係者のみなさん、すみません!)

つづく。

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Mock up製作! ~himuro開発ストーリー#12

イメージだけはどんどん進行しているhimuroですが、もっと明確にするために実物大のMock-upを数パターン作ってみました。

パーツは例によってホームセンターへ 笑

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ラフ案1のタテ型男前デザイン完成!

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ベースはフルーツ生搾り器です。 (^_^)

続いて、氷容体(氷を挿入するところ)を3連にしてみました。

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使用感がすごいイメージできます!

でもデカイ!全高60cm超!

もしこれが家庭用ならジャマになりそうです。

今度は小さめのベースを使ってみます。

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全高30cm以下!これなら一般家庭にも置いてもらえそうなサイズですね。

この数パターンの中から仕様を確定して、実際に稼働する試作機制作の段階にコマを進めたいです。

でも稼働する試作機って、どうやってつくるんだ?

つづく。

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業務用製氷機の氷を検証する ~himuro開発ストーリー#11

昨夜は通常業務終了後、若い職員と馴染みの居酒屋に行き、業務用製氷機でできる氷の氷削実験を行いました。
業務用製氷機でできる氷は32mm×28mm×28mmの直方体で、家庭用冷蔵庫に付属する製氷皿でできる氷より一回り大きいサイズです。
このサイズの氷の場合6個で100g、生中や酎ハイのグラス一杯のかき氷を作ることができました。

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ということは、氷をタテに積んでも18cmほどですので、当初のラフ案1のタテ1列で「シュッとしたデザイン」のものが出来そうです!

グラスを置くスペースとして18cm、キューブアイス収納部分で約20cm、押さえバー部分の工夫(たとえば側面から氷を押さえるなど)をすれば 一升瓶(約40cm)ほどの高さで出来るかもしれません。

氷が1列の場合は3列仕様と違って回転体がひとつなので静寂性能に貢献します。(逆に2列仕様ならマシン高さを低くできます。)
氷を削る刃は、28mm×28mmの正方形面を底面で回転して削るには刃渡り15mm程度のものになります。かんなの木屑でいうとかなり短い氷片 です。なので電気かんなのような回転機構にすれば長さ30mmほどの氷片になりフワフワ感が増すかもしれません。
さらにそれを側面から削れば18cm(途中で折れますが)の長〜い氷片になるかもしれません。

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また押さえバーを収納部分と同じサイズにすると60cm弱の高さになります。60cmというのはハンドジューサーの高さで、この度のかき氷マシンはこ の形状からインスパイアしました。

一人暮らしの女性をターゲットにしたコンシューマー用の場合は、家庭用冷蔵庫の氷を使うことになりますが、この氷のサイズは、ホームセンターに いろいろなサイズの製氷皿があり大きさは一定しません。

そこで、コンシューマー用は専用製氷皿を付属して、28mm×28mm×180mmの直方体を作れるようにすればこの問題はクリアです。
モーターも連続運転しませんので低性能省電力のものを使えますので、乾電池で稼働させることも可能です。
家庭用は、デザインを底面3cm×の3cm正方形で高さ30cm程度のシンプルなスタイルにして、氷を側面から充填、電池駆動と いうのも面白いかもしれません。(専用製氷皿付)

業務用の場合は静かに連続運転ができる高性能モーターが必要なのでAC電源仕様になるでしょう。

イメージがどんどん固まってきます。

つづく。

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ひむろしらゆき祭に行ってきました!  ~himuro開発ストーリー#10

今日はいよいよひむろしらゆき祭の日。

お天気も良く、たくさんの人が来てました。
かき氷店はどこも行列です。人気のかき氷は、事前に前売り券を買わないと売りきれるとか・・・。 (O_O)

来年はここに自分もいるんだというイメージをしっかり作り、開発へのパワーを頂きました。
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夜はスペシャルイベントとして「かき氷サミット」が行われ、その様子を藤原先生に教えてもらいました。
かき氷サミットでは、有名店「赤鰐」、「さくら氷菓店」、「ほうせき箱」、「しもきた茶苑大山店」の店主が、氷の削り方からオリジナルメニューの開発秘話、一杯のかき氷にかける熱い思いなどを語り合ったそうです。
その中で、どんなかき氷製造機を使っているかを4人が披露したのですが、やはり池永鉄工さんの「スワン」と中部コーポレーションさんの「Hatsuyuki(初雪)」のどちらかでした。

「鋼の刃かステンレスかは好みなのだが、氷の温度によっても使い勝手が違う」
「調整レバーが手前にあるか横かで、作業効率が異なる」
「かき氷の高さを出したい場合には、下が大きく開いて柱がない新製品の方が作りやすい」

食感やかき氷の品質アップだけでなく、店主のこんな要望に対して、両社とも改善に次ぐ改善を繰り返しており、業務用かき氷製造機市場に参入することは並大抵なことではなさそうです。

himuroはどんなポジションを目指せばいいのでしょうか?

さっそく藤原先生、乾社長とMGDを行いました。(MGD=メールでグループディスカッション。笑)

私たちが参入できるチャンスがあるのは、業務用か?家庭用か?

もし業務用だとしたら、
私たちのの目指すべきマシンは、
・おしゃれなイタリアンレストランやカフェ・バー(かき氷をサイドメニューにしているような飲食店)
・マシンが店内から見えるバーカウンターに配置しても十分鑑賞に堪えうるデザイン
・店内のBGMや会話を壊さない静寂性能そして省スペース
・かき氷専門店が扱うブロックアイス(純氷)ではなく、製氷器のキューブアイ スを使用する汎用性
・しかしキューブアイスでもタテ型削りで、純氷ブロックアイスに匹敵するふわふわの食感
・山盛りのかき氷にシロップというスタイルではなく、カクテルグラスなどにいれる少量かき氷(120g程度)や食後のエスプレッソと同時にサーブ するよう な、デザート系かき氷
・シャンパンにかき氷を混ぜるフラペチーノとか、生イチゴを間に入れて一緒に 削り出すソルベのようなメニュー提案
・カフェやレストランでの「女子会」のアペリティフやデザート に、セルフで使わせる演出もいいね

またコンシューマー用なら、
・デザインやおしゃれに敏感な働く女性
・部屋に飾りたくなるようなデザイン
・ペットのような愛着がわくインターフェイス
・himuro独自の機構を利用したオリジナルメニュー提案
・奈良県産のフルーツ(すいかやイチゴ)、茶などを素材としたオリジナル氷の提供

つぎつぎとアイデアが浮かんで、夢は拡がるばかりです。 (^_^)

つづく。

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次世代のメカニズム  ~himuro開発ストーリー#09

Designed by Italy & Made in Japan
この強力なコラボレーションによって、氷文化発祥の奈良から次世代かき氷製造機を開発したい・・・

プロジェクトスタートからまだ1ヶ月足らずですが、多くの課題が出てきました。

イタリアでクールなデザインを考える前に、肝心のメカニズムを確定させなければフォルムもサイズも決めることができません。

次世代の削り方のヒントを求め、ネットでいろいろな商品を眺めていたら、これが目にとまりました!

フィリップス製のシェイバーです。さっそくアマゾンで購入しました!

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すごいです!8方向に可動するヘッドが顔のどんな凹凸にも超密着!と書いてます。笑
詳しくはこちらを見てください。(↓アマゾンサイト)

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9-%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC-9000%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-S9521-12/dp/B00M9Z2CWS/ref=pd_sim_79_7?ie=UTF8&dpID=41F0cMUX%2BRL&dpSrc=sims&preST=_AC_UL160_SR94%2C160_&refRID=01A3XESVK9BJKBJFBRP7

 

この機構を利用すれば、縦3列(2列もありです)に氷をいれて、氷の削れた形状によって削りヘッドが平らに密着する機構ですので、絶えずふわふわ に削れる気がします。さらに並列3連(2連)なら、高さも抑えることができます。

こんなイメージです。
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氷を入れる容器が3連だけど、結構スマートに見えます。
でも難点は、氷を入れるのが面倒な感じです。

うーむ・・・。

つづく。

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氷室神社献氷祭に行ってきました! ~himuro開発ストーリー#08

今日は奈良の氷室神社の献氷祭に行ってきました。

献氷祭は全国各地から製氷・販売業者が参列し今年の業績成就を祈願する祭りとなり、業界繁忙な6月を避けて5月1日に行われています。夏期の天候が勝負という業界の人々の願いは、日本の稲作成就の条件とも同じであります。今日ほど、冷蔵冷凍技術の恩恵にあずかっている暮らしもかつてありません。食品、冷暖房、超伝導リニヤモーターカーなど日常生活から最先端技術に至るまで、あらゆるところに発達した冷の技術があます。氷など珍しくもないこの頃ですが、しかし人間は今も順調な天候の推移に恵まれなければなりません。この祭りの続く所以でもあります。当日は鯛(海の幸の代表)や鯉(里の幸の代表)を封じ込めた二基の大型氷柱や花氷の奉納をはじめ、かち割り氷の頒布、舞楽奉納などの神賑行事が行われます。
(氷室神社HPより)

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後ろのほうからスマホで撮ったので、良い写真が撮れませんでした。m(__)m
製氷販売業社や冷凍食品メーカー、かき氷製造機メーカーなど、氷に関わる企業の方々が集まりお供えをしたり、舞楽が奉納されたりして、今年の商売繁盛を祈願されていました。

祭終了後、明新社の乾社長の紹介で大宮宮司さまにご挨拶し、himuro開発のことを伝えることができました。

来年は製造業者として参列しなきゃ!

つづく。

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ラフ案 part2 完成! ~himuro開発ストーリー#07

きのうの実験で、次のことが分かりました。結果としては失敗でしたが、学ぶことはたくさんありました!

・家庭用冷蔵庫のキューブアイスでもふわふわ氷を作ることができた
・コツはカンナの刃に対してキューブアイスの底面をしっかり当てること
・氷が斜めに当たるとガリガリ君になる
・氷を縦に積んで200gのアイスを作るのはなかなか難しい(高さが24cm超)
(氷が滑って動力が伝わりにくい、縦に入れにくい)
・よって、氷を平面上に並べるのが良いのではないか?(3個×3個×1段=9個でかき氷150g可能)
・やはりモータードライブのほうが安心だ。(コンパクト、トルクが安定、長時間回転)

この結果に基づいて、ラフ案part2を描きました!

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こんなフィフティーズっぽい宇宙船スタイルはどうでしょう?
初期のころのipodのウラ面のように、全身鏡面仕上げピカピカのステンレスを想定しています。

これはこれで、なかなかイケてるやん! と、自画自賛モードで藤原先生に見てもらいました。
ところが、藤原先生からはNGのお返事が! (T_T)

このメカニズム(横型にしてキューブアイスを1個ずつ並べて削る)からはイノベーションは感じられない。(最先端の機能がデザイン化するのではなく、)デザインが丸か四角か、小手先の見栄えの良さしか追求できないのではないか?
だとすると、もっと見栄えの良いものにすぐに追いつかれ、追い抜かれてしまう。
最初のアイディア、「キューブアイスを縦に(バーチカルに)並べて削るマシン」は作れないだろうか?1人分5つとか、2人分で10個までとか。下から削るのが無理なら、縦に並べて横を削りとる機構の可能性は?

鋭いご意見です。
先生はご自身のデザインワークとして、ネオジャパネスクの自動巻腕時計Japanシリーズや大人のランドセルEMUを開発されており、「ものづくり」に相当のこだわりをもたれているのでした。

確かにこのラフ案part2は従来のメカニズムを踏襲したものなので、イノベーションでもなんでもありませんよね。仮に秀逸なデザインだとして発売してもすぐにマネされてしまいます。

もう一度最初の出発点に戻ることにしました。

最初の氷削実験でキューブアイスの底面をカンナで削れば、キューブアイスでもブロックアイス並みのふわふわなかき氷ができたので、これを元にできたのが第1案のタテ 型でした。タテ型のスマートな体型は、関西でいう「シュッとして」いて男前です。笑

しかし、道具としての実用性や大きさを考えていくと、様々な課題が出てきました。

(タテ型の解決すべき課題)

タテ1列に6~9コは長すぎる。(20~27cmになり押さえ棒を含めるとその倍の長さが必要)

2列にする?→ブタになる。笑(デザイン要検討)

底面に刃、上部の氷押さえが回転では、真ん中の氷がすべって動力が伝わらない

氷をサヤのなかにいれて、サヤごと回転させる?

細い挿入口では氷が入れにくい → 雑に入れると氷が斜めになってガリガリ君アイスになる

氷が自然とタテ積みになるようなアシストが必要。

その他、
マシンの中に最後残った氷のスマートな取り出し方(必ず最後に残る)

など、デザインラフの制作にたどり着く前に解決しておくべきことがまだまだあります。

しかしこれらの課題をクリアし、そのメカニズムを納めるスマートなフォルムを作り出すことこそイノベーションだし、「デザイン」ですね。
そしてこのプロセスを経て、本当の「21世紀のかき氷マシン」が完成します。

がんばるそ!

つづく。

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男前デザインの氷削実験 ~himuro開発ストーリー#06

 

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ゼンマイ駆動をあきらめ、モータで駆動させるとして、この仕様をさっそく検討してみました。

製氷機でできる氷は1片が約3cmの立方体で、6コで100gのかき氷を作ることができます。
このデザインの場合、氷をタテ1列に積んで削ることになるので、氷容体(製氷機の氷を充填するところ)の長さは最低18cmも必要です。

そんなに氷を積んで回転させたら、まん中で氷同士が滑りあって削れないのではないだろうか?

この仮説を確かめるために氷削実験を行いました。
通販で買った家庭用かき氷製造機に、ドアストッパー、脚ゴム、断熱材、塩ビパイプを組み合わせて、このデザインと同じ氷削環境を作ってみました。

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まず、氷を1コだけ入れて削ると、最初の氷削実験と同じようにうまく削ることができました。

ところが、次に氷をタテに2コ積んで削ると、氷同士が滑って刃に当たる氷まで動力が伝わりません!(T_T)
やっぱりこの市販機のように氷容体(氷を充填するところ)そのものを回転させないとダメなのかもしれません。

実験は失敗です。

つづく。

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