池永鉄工さんからお預かりしたもう一つの宿題は、設計作業をともに進めてくれる仲間をさがすことでした。
手作りしたプロトタイプは、すべて現場合わせで鉄を切りビス穴をあけ制作したものなので、設計図はありません。当然のことながら、製品化には組み立てやパーツを加工するための設計図が必要です。(これを詳細設計というそうです。)
また詳細設計の前には、現状のメカニズムが耐久性や安全性などの点で問題がないか検証し、構造を確定させるための基本設計も必要です。
このようなプロダクトデザインや設計に協力してくれる人をさがすために、stu-artプロジェクトの立ち上げから加入しているグランフロント大阪にあるナレッジサロンに相談をしました。
ナレッジサロンは、ビジネスパーソン、研究者や大学関係者、クリエイターや芸術家など、さまざまな分野を超えた出会いと交流により、新たな価値創造をめざす会員制サロンです。サロン内には専属のサロンマネージャーや会員同士をつないでくれるコミュニケーターがいて、プロジェクトやニーズに応じた企業・人との出会いのサポートしてくれます。
サロンマネージャーの岡部さんは、1000名以上いる会員プロファイルの中から、まず羽室さんのお名前を挙げてくださいました。実は羽室さんはグランフロント内の音楽サークル「GFOバンド」で以前から親しくお付き合いしていた方でした。しかし今まで趣味の話題ばかりで、お仕事の話しをするのはこれが初めてでした。(^^ゞ
羽室さんは、プロダクトデザイナーとして30年以上の経験があり、照明器具、家電製品、オフィス家具、樹脂成形製品など多くの製品開発に携わりグッドデザイン賞も過去4回とられているすごい方でした。プロジェクトの説明と製品化の計画を話すと、真のプレミアム品質で製品化を進め、日本のものづくりのアピールに貢献できるなら、と快く引き受けてくださいました!
himuro PV → https://youtu.be/kuvod81lXj8
つづく。
stu-art (スチュアート)は、イタリアのデザイナー・アーティストを応援しています。
http://www.stu-art.jp
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