「これがメイカーズをはばむ量産試作の壁です。」
プロトタイプの制作について、東大阪でも京都でも良い方策が見つからず、ステンレス製のテスト機眺めながら数日考えました。
そして結論がでました。
「原点に戻り自分で作ってやろう!」
です。(笑)
氷削テスト機の制作でお世話になったヒガシモトキカイさんとのコラボになじんでしまい、今回のプロトタイプ制作も次なるパートナー企業を探すことばかりを考えていました。しかし初めから製作パートナーはいなかったとすれば自社だけで進めていたはずです。それから考えるとテスト機が手元にあるだけでもラッキーですよね。
稼働する部分の部品はテスト機にあるので、これらを流用しながら高さ30cm程度に設計し直し、ホームセンターで売っている金具などで制作したフレームにパーツを取り付ける。どうしても溶接が必要な箇所はエンジン溶接機の1日レンタルがあるので、それを活用する。基本となる氷削メカニズムはそれほど複雑ではないので、細かな使い勝手や耐久性にこだわらなければ、なんとかできるかもしれない。
つまり映画のセットのようにフレームとパーツだけでマシンを組み上げ、イタリアンデザインのカバーはそれを覆うだけというイメージです。
細部の仕上げや製品としての品質追求には課題は残りますが、それらは量産化が決まってから行うことにしました。
ようやくやるべきことが決まり、俄然気合いが入りました!
つづく。
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