月別アーカイブ: 2016年4月

ラフ案 part2 完成! ~himuro開発ストーリー#07

きのうの実験で、次のことが分かりました。結果としては失敗でしたが、学ぶことはたくさんありました!

・家庭用冷蔵庫のキューブアイスでもふわふわ氷を作ることができた
・コツはカンナの刃に対してキューブアイスの底面をしっかり当てること
・氷が斜めに当たるとガリガリ君になる
・氷を縦に積んで200gのアイスを作るのはなかなか難しい(高さが24cm超)
(氷が滑って動力が伝わりにくい、縦に入れにくい)
・よって、氷を平面上に並べるのが良いのではないか?(3個×3個×1段=9個でかき氷150g可能)
・やはりモータードライブのほうが安心だ。(コンパクト、トルクが安定、長時間回転)

この結果に基づいて、ラフ案part2を描きました!

%e3%83%a9%e3%83%95%e6%a1%88%ef%bc%92a

%e3%83%a9%e3%83%95%e6%a1%88a3 %e3%83%a9%e3%83%95%e6%a1%88a2

こんなフィフティーズっぽい宇宙船スタイルはどうでしょう?
初期のころのipodのウラ面のように、全身鏡面仕上げピカピカのステンレスを想定しています。

これはこれで、なかなかイケてるやん! と、自画自賛モードで藤原先生に見てもらいました。
ところが、藤原先生からはNGのお返事が! (T_T)

このメカニズム(横型にしてキューブアイスを1個ずつ並べて削る)からはイノベーションは感じられない。(最先端の機能がデザイン化するのではなく、)デザインが丸か四角か、小手先の見栄えの良さしか追求できないのではないか?
だとすると、もっと見栄えの良いものにすぐに追いつかれ、追い抜かれてしまう。
最初のアイディア、「キューブアイスを縦に(バーチカルに)並べて削るマシン」は作れないだろうか?1人分5つとか、2人分で10個までとか。下から削るのが無理なら、縦に並べて横を削りとる機構の可能性は?

鋭いご意見です。
先生はご自身のデザインワークとして、ネオジャパネスクの自動巻腕時計Japanシリーズや大人のランドセルEMUを開発されており、「ものづくり」に相当のこだわりをもたれているのでした。

確かにこのラフ案part2は従来のメカニズムを踏襲したものなので、イノベーションでもなんでもありませんよね。仮に秀逸なデザインだとして発売してもすぐにマネされてしまいます。

もう一度最初の出発点に戻ることにしました。

最初の氷削実験でキューブアイスの底面をカンナで削れば、キューブアイスでもブロックアイス並みのふわふわなかき氷ができたので、これを元にできたのが第1案のタテ 型でした。タテ型のスマートな体型は、関西でいう「シュッとして」いて男前です。笑

しかし、道具としての実用性や大きさを考えていくと、様々な課題が出てきました。

(タテ型の解決すべき課題)

タテ1列に6~9コは長すぎる。(20~27cmになり押さえ棒を含めるとその倍の長さが必要)

2列にする?→ブタになる。笑(デザイン要検討)

底面に刃、上部の氷押さえが回転では、真ん中の氷がすべって動力が伝わらない

氷をサヤのなかにいれて、サヤごと回転させる?

細い挿入口では氷が入れにくい → 雑に入れると氷が斜めになってガリガリ君アイスになる

氷が自然とタテ積みになるようなアシストが必要。

その他、
マシンの中に最後残った氷のスマートな取り出し方(必ず最後に残る)

など、デザインラフの制作にたどり着く前に解決しておくべきことがまだまだあります。

しかしこれらの課題をクリアし、そのメカニズムを納めるスマートなフォルムを作り出すことこそイノベーションだし、「デザイン」ですね。
そしてこのプロセスを経て、本当の「21世紀のかき氷マシン」が完成します。

がんばるそ!

つづく。

stu-art (スチュアート)は、イタリアのデザイナー・アーティストを応援しています。

http://www.stu-art.jp

mail:info@stu-art.jp ※ @は半角に置き換えて下さい。

 

 

男前デザインの氷削実験 ~himuro開発ストーリー#06

 

slide0026_image117

 

ゼンマイ駆動をあきらめ、モータで駆動させるとして、この仕様をさっそく検討してみました。

製氷機でできる氷は1片が約3cmの立方体で、6コで100gのかき氷を作ることができます。
このデザインの場合、氷をタテ1列に積んで削ることになるので、氷容体(製氷機の氷を充填するところ)の長さは最低18cmも必要です。

そんなに氷を積んで回転させたら、まん中で氷同士が滑りあって削れないのではないだろうか?

この仮説を確かめるために氷削実験を行いました。
通販で買った家庭用かき氷製造機に、ドアストッパー、脚ゴム、断熱材、塩ビパイプを組み合わせて、このデザインと同じ氷削環境を作ってみました。

%e6%b0%b7%e5%89%8a%e5%ae%9f%e9%a8%93%ef%bc%92
まず、氷を1コだけ入れて削ると、最初の氷削実験と同じようにうまく削ることができました。

ところが、次に氷をタテに2コ積んで削ると、氷同士が滑って刃に当たる氷まで動力が伝わりません!(T_T)
やっぱりこの市販機のように氷容体(氷を充填するところ)そのものを回転させないとダメなのかもしれません。

実験は失敗です。

つづく。

stu-art (スチュアート)は、イタリアのデザイナー・アーティストを応援しています。

http://www.stu-art.jp

mail:info@stu-art.jp ※ @は半角に置き換えて下さい。

ゼンマイ仕掛けの男前デザイン ~himuro開発ストーリー#05

・キューブアイス型なのにブロックアイス型に負けないかき氷製造機
・カフェやバーのカウンターに設置できる、超クールなIce Shaver



・・・クールなIce Shaver」って、あたりまえやろ!と、ひとりツッコミを入れながら、”himuro”(開発コードネームをつけました!)のコンセプトを検討しています。

超クールなデザインは、このプロジェクトが本格化すればイタリアに飛んでいって学生たちに考案してもらうとして、とりあえずどんなイメージで進めようかと考えているときに、当社のAくんがラフスケッチを描いてくれました!
slide0026_image117
すごい!
タテ型のシュッとした男前なデザインです。!

さっそく藤原先生に見せたらとても気に入ってくださり、
「ハンドルを上下させてネジを巻いてゼンマイで動いたらおもしろいね!」とおっしゃっいました。

なるほど、ゼンマイか・・・モーター駆動のことばかり考えていたけれど電気のいらないゼンマイならPSEも必要ないし、どこにでも設置できる。何より江戸時代のからくり人形みたいでおもしろいな。

帰宅してからゼンマイについて調べました。

日本でゼンマイを製造しているところは4社あって、その中の1社は世界シェア 3割というすごい会社が富山県にありました。あの「チョロQ」やマクドナルドの景品になっているゼンマイ仕掛けのおもちゃのゼンマイなんかも出荷しているそ うです。

翌日この会社「東洋ゼンマイ」さんに電話をしました。受付の女性に用件を説明した後、代わって出てこられたのがなんと社長の長谷川さんでした。
簡単にゼンマイの力で氷を削りたいということや、大きさ、幅についての希望を伝えましたら、こんなトルクカーブのグラフがFAXで届きました。

%e3%82%bc%e3%83%b3%e3%83%9e%e3%82%a4%e3%83%88%e3%83%ab%e3%82%af%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%95

 

しかし恥ずかしながら文系の私には、何のことかさっぱり分かりません。泣

そこで再度長谷川社長に電話をかけ、dataの見方やかき氷製造機への採用が可能かを尋ねました。
社長によると、氷を押さえながら刃を回転させるとすれば、摩擦が生じ、その強さによってトルクは変わるし、200gのかき氷を作るために回転数を 多くすればトルクは反比例して下がる、というようなことを丁寧に説明して下さり、現時点ではこちらからもっと詳細な条件を提示しないと、ゼンマイ でかき氷が可能かどうかは返答できないとのことでした。

家庭用のかき氷製造機なら電池式のものもあるので、せめてその内蔵モーターの性能が分かれば、比較できるとのことだったので、アマゾンで発注しました。

届いたかき氷製造機を分解し、モーターを調べてみました。品番などが分かれば、必要なトルクや性能が分かるかもしれません。
img_1468このマシンに使用されているモーターは、Chengfang Motor社のOEM品で、品番による正確なdataは公開されていませんでした。しかし単三電池4コで動くので6Vのモーターだと推測できます。
またモーターには3コのギアが使用され、モーターの歯数を64倍にしています。 回転数を64分の1に減らしているということは、それだけトルクを上げているのでしょう。

そして、このかき氷製造機で家庭用冷蔵庫でできる氷9コを削り終えるのに約40秒かかりました。

この性能に匹敵する動力をゼンマイに求めた場合、どんな仕様になるのか、長谷川社長に再度尋ねました。

しかし結論としてはゼンマイにこれだけの力を求めると、ラフスケッチにあるような男前サイズに収まりそうにないようなので、残念ながらゼンマイ駆動はあきらめることにしました。

長谷川社長、見ず知らずの私が突然電話をしたにも関わらず、親身に相談に乗ってくださりありがとうございました!

つづく。

stu-art (スチュアート)は、イタリアのデザイナー・アーティストを応援しています。

http://www.stu-art.jp

mail:info@stu-art.jp ※ @は半角に置き換えて下さい.

氷文化の発祥は奈良だった!開発コードネーム=”himuro”に決定!  ~himuro開発ストーリー#04

%e6%97%a5%e6%9c%ac%e6%9b%b8%e7%b4%80%ef%bc%91

(国会図書館蔵)

藤原先生のお知り合いでジャーナリストのIさん、インターナショナルスクールのY校長と食事会があり、
かき氷っていつ頃からあったんだろう?という話題になりました。

「室町時代にかき氷を食ってたらおもしろいね。」なんて話していましたが、
帰ってググってみるととんでもないことがわかりました!

『4世紀後半、額田大中彦皇子が、都祁で氷室を発見。皇子はその氷を持ち帰って天皇に献じられ、天皇は歓喜せられた。』 (日本書紀)

『和銅3年(710年)7月22日、勅命により春日山で氷室を創建。翌年6月より70余年にわたり朝廷に献氷。平城京の東西市で氷室の氷を販売。』(氷室神社HP、大宮宮司さまの記事)

『あてなるもの(上品で美しいもの)』として『削氷(かずりひ)の甘葛(あまづら)に入りて、新しき鋺(かなまり)に入りたる』 (枕草子)

と、平安時代には完全な形の「カキ氷」が登場しています。

4世紀といえば大和朝廷の時代、やはり奈良は氷の文化の発祥だった!

よって、製品開発をすすめているかき氷製造機の開発コードネームを ” himuro ” と名付けました。

つづく。

stu-art (スチュアート)は、イタリアのデザイナー・アーティストを応援しています。

http://www.stu-art.jp

mail:info@stu-art.jp ※ @は半角に置き換えて下さい.

かき氷の進化 ~himuro開発ストーリー#03

開発をすすめることになったかき氷製造機についていろいろ調べてみると、数年前からかき氷がブームになっていることが分かりました。(知らなかった~ (^^ゞ)

かき氷といえば、

47884655 - poker ice

 

 

 

 

 

 

こんなイメージしかなかったですが、知らないうちにおもいっきり進化していました!

奈良駅周辺だけでもかき氷店が数10軒あって、人気店はすごい行列です。
ひむろしらゆき祭の特設サイトにはおいそうなかき氷がたくさん並んでいます。
http://himuroshirayuki.wixsite.com/himuroshirayuki
エスプーマを使ったふわふわシロップや、フランスで修行されたパティシエが作った新感覚かき氷など、単に氷にシロップをかけただけではなく、もう完全に新たなデザートジャンルを確立しています。

これは一度食べてみなきゃと、もちいどの商店街の界隈をうろうろしているうちに小西通りの「ことのまあかり」にたどり着きました。このお店ではかき氷のことを削氷(けずりひ)といい、奈良時代ゆかりの人物名がメニューになっています。そのなかから「大海人(おおしあま)」というのを頼みました。

出来てきたのが、これです。すごい量です!

%e3%81%8b%e3%81%8d%e6%b0%b7%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%ae%e3%81%be%e3%81%82%e3%81%8b%e3%82%8a

 

 

 

 

 

 

 

 

ミルクがけのかき氷のなかに葛餅が入っていて、上からきなこと黒蜜をかけて食べます。
スプーンは発掘用のスコップ。笑
こんなに食べられないと思いましたが、ふわふわな氷が口の中でさっと溶け、あっという間に完食しました
近頃のかき氷恐るべしです。

もともとかき氷といえば、夏祭りの夜店やお好み焼き屋さんのイメージでした。

2a24d1be980973533d2dd5ebf2089ecd_sffde71b7dbe5d83528c7a00d3f6a29d5_s

 

 

 

 

 

でも最近ではこんなふうにおしゃれなカフェやレストラン、バーでも食べるようになりました。

p1000912

p1000132
これだけかき氷が進化しているのに比べ、マシンの「上から氷を押さえて回転させて削る」というメカニズムは発明当時から100年以上ほとんど進化していません。デザインもレトロといえば良い感じですが、昭和感満載でおしゃれな店のカウンターには似合いません。

33646978 - the shaved ice machine

18192098 - the machine of the shaved ice

admin-ajax

 

これから開発するマシンは、全く新しいメカニズムで、バールやカフェのカウンターにもおけるクールなデザインを目指したいです!

つづく。

stu-art (スチュアート)は、イタリアのデザイナー・アーティストを応援しています。

http://www.stu-art.jp

mail:info@stu-art.jp ※ @は半角に置き換えて下さい.

ブロックアイスvs.キューブアイス 最初の氷削実験 ~himuro開発ストーリー#02

現在発売されているかき氷製造機は大きく2種類に分かれます。

1.ブロックアイス型(左側)
2.キューブアイス型(右側)

18192098 - the machine of the shaved ice

 

 

 

 

 

 

 

ブロックアイス型は、かき氷製造機の王道で、約14cm角の氷を上から押さえ回転させながら削ります。氷は専門の氷業者が不純物を取り除いてじっくりと作った「純氷」で、ふわふわなおいしいかき氷ができます。
ほとんどのかき氷専門店は、このタイプのマシンを使っていると思います。

一方、キューブアイス型のかき氷製造機は、カフェやレストランなどにある製氷機の氷や家庭用冷蔵庫で作った氷を利用します。わざわざ専門の氷業者から純氷を買う必要がなく手軽にかき氷を作ることができますが、氷(キューブアイス)を入れる容器を回転させ遠心力で刃にあてて削る機構なので、ブロックアイス型かき氷製造機のようなふわふわなかき氷ができません。

簡単に整理するとこんな違いがあります。
●ブロックアイス型
○ かき氷本来のふわふわの食感、かき氷専門店が利用
○ 音が小さい(ベルト駆動タイプ)
× 氷業者から氷を買わなければならない
× 設置面積が大きい(ブロックアイスが大きい)
× マーケット小
△ 海外市場(ブロックアイスの普及は・・・??)

●キューブアイス型
○ 手軽、汎用性が高いので海外市場に出しやすい?
○ 設置面積を小さくすることが可能
○ 製氷器の氷でOK(氷を購入しなくて良い)
○ マーケット大
△ 食感がざらざらする(かき氷本来のふわふわの食感ではない)
※キューブアイスをブロック同様平面を削ればふわふわの食感
× 音が大きい(工夫する)

これから新たにかき氷製造機を開発するにあたって、どちらのマシンを目指せばいいのだろう?
ブロックアイス型はふわふわなかき氷ができるが、すでに既存メーカーが技術を確立しており、後発でそこに食い込むことは難しそうだし、ブロック氷を購入する飲食店は少数派では?
逆にキューブアイス型は既存の製氷機の氷が使えるので汎用性が高いうえ既存マシンの氷削品質が高くないので、もしキューブアイスでもふわふわなかき氷が実現できればチャンスはあるかもしれない・・・
かき氷の専業店ではなく、コース料理の食後にかき氷を応用したデザートを考えるレストランやアイスモヒートのようなカクテルを考えるバーに置いてもらえるマシンを作れば良いのでは・・・?

そう考え、まずはキューブアイスでどんなかき氷ができるかをテストすることにしました。

翌日さっそくホームセンターに行き、氷を削るための実験道具を買いそろえました。
実験道具といっても、ドリルとカンナです。 笑

冷蔵庫で作ったキューブアイスをドリルで回転させてかんなで削ってみました。ブロック型かき氷製造機のなんちゃってミニチュア版です。

slide0024_image110 slide0024_image114



 

 

 

 

カンナの刃を調整しながら削ってみると、既存のキューブアイス型にはないふわふわのかき氷を作ることができました!

slide0024_image112

この方法なら、ブロックアイス型に負けない食感を実現できるかもしれません。
ただブロックアイスより氷が小さいので、氷片が短いことや融けるまでの時間が少し気になりましたが、見ている感じではなんとかいけそうです。

このままキューブアイス型の研究をすすめることにしました。

つづく。

stu-art (スチュアート)は、イタリアのデザイナー・アーティストを応援しています。

http://www.stu-art.jp

mail:info@stu-art.jp ※ @は半角に置き換えて下さい.

氷室神社とメイカーズ ~himuro開発ストーリー#01

slide0101_image239

「だったら自分で開発したらいいじゃん!」

2016年4月、今年度から奈良市立一条高校の校長に赴任された藤原先生と、奈良で創業140余年を迎える印刷会社明新社の乾社長との食事会で、stu-artプロジェクトの話をおふたりに聞いてもらっていました。
2年前あるかき氷機製造メーカーから新製品にイタリア芸術学校の学生デザインを採用する案件をもらいましたがうまく進まず、「デザインというカタチのないものを売るって難しいですね」と、弱音を吐く私に藤原先生がこう言いました。

「かき氷製造機をですか??」

「かき氷製造機いいですね!氷室神社って知ってる?」と乾社長が話し始めました。

東大寺の西側にある氷室神社は奈良時代に創建された氷の聖地で、毎年5月に献氷祭が行われ全国の製氷業者、氷小売業者が集まります。さらに数年前から県内の有名かき氷店だけでなく全国の人気かき氷店が結集しオリジナルのかき氷メニューを競う「ひむろしらゆき祭」が開催されているとのこと。

「イタリアンデザインの新しいかき氷製造機を奈良で開発して、来年のしらゆき祭に出店したら絶対おもしろい!」

酔った勢いも手伝ってあっさりと新しいプロジェクトが生まれました。

しかし、イタリアンデザインは良いとしてモノづくりの経験のない自分に製品開発などできるのか?
酒の席の戯れ言だよなこれは・・・・
と、帰宅後思い返していたときに、少し前に読んだメイカーズのワクワク感を思い出しました。

slide0011_image033

メイカーズ/クリスアンダーソン著
デジタルによる革命は、これからが本番だ!

21世紀の製造業は、アイデアとラップトップさえあれば誰もが自宅で始められる。ウェブの世界で起こった創作と発明手段の民主化が、もの作りの世界でも始まったのだ。メイカーズ(モノ作る人々)の革命が、世界の産業構造を再び変える!ベストセラー『フリー』『ロングテール』の著者が描く、次のパラダイムシフト。(NHK出版サイトより)

 

 

そう、アイデアとパソコンがあればできるんじゃないか!

かき氷製造機は、氷を上から押さえて回して削るだけの単純な構造だし。
(製造メーカーの方すみません!<(_ _)>)

と、かき氷製造機より単純な思考回路でやってみることを決心したのでした。

つづく。

stu-art (スチュアート)は、イタリアのデザイナー・アーティストを応援しています。

http://www.stu-art.jp

mail:info@stu-art.jp ※ @は半角に置き換えて下さい.