月別アーカイブ: 2016年5月

Mock up製作! ~himuro開発ストーリー#12

イメージだけはどんどん進行しているhimuroですが、もっと明確にするために実物大のMock-upを数パターン作ってみました。

パーツは例によってホームセンターへ 笑

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ラフ案1のタテ型男前デザイン完成!

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ベースはフルーツ生搾り器です。 (^_^)

続いて、氷容体(氷を挿入するところ)を3連にしてみました。

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使用感がすごいイメージできます!

でもデカイ!全高60cm超!

もしこれが家庭用ならジャマになりそうです。

今度は小さめのベースを使ってみます。

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全高30cm以下!これなら一般家庭にも置いてもらえそうなサイズですね。

この数パターンの中から仕様を確定して、実際に稼働する試作機制作の段階にコマを進めたいです。

でも稼働する試作機って、どうやってつくるんだ?

つづく。

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mail:info@stu-art.jp ※ @は半角に置き換えて下さい。

業務用製氷機の氷を検証する ~himuro開発ストーリー#11

昨夜は通常業務終了後、若い職員と馴染みの居酒屋に行き、業務用製氷機でできる氷の氷削実験を行いました。
業務用製氷機でできる氷は32mm×28mm×28mmの直方体で、家庭用冷蔵庫に付属する製氷皿でできる氷より一回り大きいサイズです。
このサイズの氷の場合6個で100g、生中や酎ハイのグラス一杯のかき氷を作ることができました。

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ということは、氷をタテに積んでも18cmほどですので、当初のラフ案1のタテ1列で「シュッとしたデザイン」のものが出来そうです!

グラスを置くスペースとして18cm、キューブアイス収納部分で約20cm、押さえバー部分の工夫(たとえば側面から氷を押さえるなど)をすれば 一升瓶(約40cm)ほどの高さで出来るかもしれません。

氷が1列の場合は3列仕様と違って回転体がひとつなので静寂性能に貢献します。(逆に2列仕様ならマシン高さを低くできます。)
氷を削る刃は、28mm×28mmの正方形面を底面で回転して削るには刃渡り15mm程度のものになります。かんなの木屑でいうとかなり短い氷片 です。なので電気かんなのような回転機構にすれば長さ30mmほどの氷片になりフワフワ感が増すかもしれません。
さらにそれを側面から削れば18cm(途中で折れますが)の長〜い氷片になるかもしれません。

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また押さえバーを収納部分と同じサイズにすると60cm弱の高さになります。60cmというのはハンドジューサーの高さで、この度のかき氷マシンはこ の形状からインスパイアしました。

一人暮らしの女性をターゲットにしたコンシューマー用の場合は、家庭用冷蔵庫の氷を使うことになりますが、この氷のサイズは、ホームセンターに いろいろなサイズの製氷皿があり大きさは一定しません。

そこで、コンシューマー用は専用製氷皿を付属して、28mm×28mm×180mmの直方体を作れるようにすればこの問題はクリアです。
モーターも連続運転しませんので低性能省電力のものを使えますので、乾電池で稼働させることも可能です。
家庭用は、デザインを底面3cm×の3cm正方形で高さ30cm程度のシンプルなスタイルにして、氷を側面から充填、電池駆動と いうのも面白いかもしれません。(専用製氷皿付)

業務用の場合は静かに連続運転ができる高性能モーターが必要なのでAC電源仕様になるでしょう。

イメージがどんどん固まってきます。

つづく。

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ひむろしらゆき祭に行ってきました!  ~himuro開発ストーリー#10

今日はいよいよひむろしらゆき祭の日。

お天気も良く、たくさんの人が来てました。
かき氷店はどこも行列です。人気のかき氷は、事前に前売り券を買わないと売りきれるとか・・・。 (O_O)

来年はここに自分もいるんだというイメージをしっかり作り、開発へのパワーを頂きました。
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夜はスペシャルイベントとして「かき氷サミット」が行われ、その様子を藤原先生に教えてもらいました。
かき氷サミットでは、有名店「赤鰐」、「さくら氷菓店」、「ほうせき箱」、「しもきた茶苑大山店」の店主が、氷の削り方からオリジナルメニューの開発秘話、一杯のかき氷にかける熱い思いなどを語り合ったそうです。
その中で、どんなかき氷製造機を使っているかを4人が披露したのですが、やはり池永鉄工さんの「スワン」と中部コーポレーションさんの「Hatsuyuki(初雪)」のどちらかでした。

「鋼の刃かステンレスかは好みなのだが、氷の温度によっても使い勝手が違う」
「調整レバーが手前にあるか横かで、作業効率が異なる」
「かき氷の高さを出したい場合には、下が大きく開いて柱がない新製品の方が作りやすい」

食感やかき氷の品質アップだけでなく、店主のこんな要望に対して、両社とも改善に次ぐ改善を繰り返しており、業務用かき氷製造機市場に参入することは並大抵なことではなさそうです。

himuroはどんなポジションを目指せばいいのでしょうか?

さっそく藤原先生、乾社長とMGDを行いました。(MGD=メールでグループディスカッション。笑)

私たちが参入できるチャンスがあるのは、業務用か?家庭用か?

もし業務用だとしたら、
私たちのの目指すべきマシンは、
・おしゃれなイタリアンレストランやカフェ・バー(かき氷をサイドメニューにしているような飲食店)
・マシンが店内から見えるバーカウンターに配置しても十分鑑賞に堪えうるデザイン
・店内のBGMや会話を壊さない静寂性能そして省スペース
・かき氷専門店が扱うブロックアイス(純氷)ではなく、製氷器のキューブアイ スを使用する汎用性
・しかしキューブアイスでもタテ型削りで、純氷ブロックアイスに匹敵するふわふわの食感
・山盛りのかき氷にシロップというスタイルではなく、カクテルグラスなどにいれる少量かき氷(120g程度)や食後のエスプレッソと同時にサーブ するよう な、デザート系かき氷
・シャンパンにかき氷を混ぜるフラペチーノとか、生イチゴを間に入れて一緒に 削り出すソルベのようなメニュー提案
・カフェやレストランでの「女子会」のアペリティフやデザート に、セルフで使わせる演出もいいね

またコンシューマー用なら、
・デザインやおしゃれに敏感な働く女性
・部屋に飾りたくなるようなデザイン
・ペットのような愛着がわくインターフェイス
・himuro独自の機構を利用したオリジナルメニュー提案
・奈良県産のフルーツ(すいかやイチゴ)、茶などを素材としたオリジナル氷の提供

つぎつぎとアイデアが浮かんで、夢は拡がるばかりです。 (^_^)

つづく。

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次世代のメカニズム  ~himuro開発ストーリー#09

Designed by Italy & Made in Japan
この強力なコラボレーションによって、氷文化発祥の奈良から次世代かき氷製造機を開発したい・・・

プロジェクトスタートからまだ1ヶ月足らずですが、多くの課題が出てきました。

イタリアでクールなデザインを考える前に、肝心のメカニズムを確定させなければフォルムもサイズも決めることができません。

次世代の削り方のヒントを求め、ネットでいろいろな商品を眺めていたら、これが目にとまりました!

フィリップス製のシェイバーです。さっそくアマゾンで購入しました!

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すごいです!8方向に可動するヘッドが顔のどんな凹凸にも超密着!と書いてます。笑
詳しくはこちらを見てください。(↓アマゾンサイト)

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9-%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC-9000%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-S9521-12/dp/B00M9Z2CWS/ref=pd_sim_79_7?ie=UTF8&dpID=41F0cMUX%2BRL&dpSrc=sims&preST=_AC_UL160_SR94%2C160_&refRID=01A3XESVK9BJKBJFBRP7

 

この機構を利用すれば、縦3列(2列もありです)に氷をいれて、氷の削れた形状によって削りヘッドが平らに密着する機構ですので、絶えずふわふわ に削れる気がします。さらに並列3連(2連)なら、高さも抑えることができます。

こんなイメージです。
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氷を入れる容器が3連だけど、結構スマートに見えます。
でも難点は、氷を入れるのが面倒な感じです。

うーむ・・・。

つづく。

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氷室神社献氷祭に行ってきました! ~himuro開発ストーリー#08

今日は奈良の氷室神社の献氷祭に行ってきました。

献氷祭は全国各地から製氷・販売業者が参列し今年の業績成就を祈願する祭りとなり、業界繁忙な6月を避けて5月1日に行われています。夏期の天候が勝負という業界の人々の願いは、日本の稲作成就の条件とも同じであります。今日ほど、冷蔵冷凍技術の恩恵にあずかっている暮らしもかつてありません。食品、冷暖房、超伝導リニヤモーターカーなど日常生活から最先端技術に至るまで、あらゆるところに発達した冷の技術があます。氷など珍しくもないこの頃ですが、しかし人間は今も順調な天候の推移に恵まれなければなりません。この祭りの続く所以でもあります。当日は鯛(海の幸の代表)や鯉(里の幸の代表)を封じ込めた二基の大型氷柱や花氷の奉納をはじめ、かち割り氷の頒布、舞楽奉納などの神賑行事が行われます。
(氷室神社HPより)

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後ろのほうからスマホで撮ったので、良い写真が撮れませんでした。m(__)m
製氷販売業社や冷凍食品メーカー、かき氷製造機メーカーなど、氷に関わる企業の方々が集まりお供えをしたり、舞楽が奉納されたりして、今年の商売繁盛を祈願されていました。

祭終了後、明新社の乾社長の紹介で大宮宮司さまにご挨拶し、himuro開発のことを伝えることができました。

来年は製造業者として参列しなきゃ!

つづく。

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