男前デザインの氷削実験 ~himuro開発ストーリー#06

 

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ゼンマイ駆動をあきらめ、モータで駆動させるとして、この仕様をさっそく検討してみました。

製氷機でできる氷は1片が約3cmの立方体で、6コで100gのかき氷を作ることができます。
このデザインの場合、氷をタテ1列に積んで削ることになるので、氷容体(製氷機の氷を充填するところ)の長さは最低18cmも必要です。

そんなに氷を積んで回転させたら、まん中で氷同士が滑りあって削れないのではないだろうか?

この仮説を確かめるために氷削実験を行いました。
通販で買った家庭用かき氷製造機に、ドアストッパー、脚ゴム、断熱材、塩ビパイプを組み合わせて、このデザインと同じ氷削環境を作ってみました。

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まず、氷を1コだけ入れて削ると、最初の氷削実験と同じようにうまく削ることができました。

ところが、次に氷をタテに2コ積んで削ると、氷同士が滑って刃に当たる氷まで動力が伝わりません!(T_T)
やっぱりこの市販機のように氷容体(氷を充填するところ)そのものを回転させないとダメなのかもしれません。

実験は失敗です。

つづく。

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