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stu-art exhibition 2015開催! その12 〜平面作品展第3弾は、トリノのラボラトリオ・ザンザーラです。

イタリア文化会館大阪での平面作品展のpart3は、トリノにあるラボラトリオザンザーラの作品です。

LaboratorioZanzara(ラボラトリオ・ザンザーラ)は、知的なハンディがある方がデザイン、写真、ビジュアル・コミュニケーションなどの芸術や創作を通じて市民との関わりを深めるために生まれたNPO法人です。
この工房では、仕事を行うことを目的に個々の能力や意欲を有効利用することをプロジェクトの基本理念としています。結果として、クオリティーが高く、展示・商業化可能な作品が生まれ、ハンディキャップのある人々が一般社会と向き合い、それに参加し、社会活動をする後押しとなっています。
様々な職種(教育関係者、視覚コミュニケーション、デザイン、アートの専門家)と日常的に共同作業を続けることで、文化の垣根を取り壊す力を持った新しい表現言語を提示することを目標に、創作の多様な可能性をさぐっています。

今回展示した作品は、食の国際組織「スローフード」とのコラボレーションで、徐々に失われつつある世界各地の伝統的な「味」をテーマにしています。
たとえば、ピサング・ムル・ベベク(またの名を「アヒルのくちばしバナナ」)は、インドネシアの中央北部の離れ小島ジロロ(ハルマヘラ島とも呼ばれる)で育てられている不思議な形のバナナです。果肉はなんとピンク色。一本の重さは60~70グラムです。味は甘く、少し酸味があります。ピサング・ムル・ベベクを使った料理は数多くあり、この地域の結婚式、お葬式、その他の伝統行事で、お客様をもてなすために振舞われます。蒸したバナナは、米やキャッサバに代わる主食にもなります。しかし近年先進国の画一化された食品の洪水がこのような伝統的な食文化を葬り去っています。

今回の展示作品は、これら世界の伝統的な食文化を、とても純粋で新鮮な色使いで表現しています。
ぜひ、イタリア文化会館でご覧下さい!(ザンザーラの作品展示は7月2日まで)
ALEX展覧会2


展覧会5

 

場所:イタリア文化会館大阪 (大阪市北区中之島2‐3‐18 中之島フェスティバルタワー17 階)
期間:2015 年6 月2 日(火)~ (学校団体ごとに展示)
時間:10:00-18:00 ※休館日は文化会館のホームページで確認してください。

http://www.stu-art.jp

mail:info@stu-art.jp ※ @は半角に置き換えて下さい。

提供: スチュアート ジャパン stu-art Japan